Compositor: Kaito
立ち止まる背に言葉を掛けて
応える声を待つ
応答もないまま
振り向かないまま
桜の花びらと行く
思い起せばありふれた
朝を
昼を
夜を
廻る
なんてことない日常風景
それが僕の全てだった
頼りない足取りで歩く
あちらこちら
行ったり来たり
困り果てたその表情に
不思議なほど目が離せない
話し掛けようと立ち上がる
どうしてかな
声が出ない
一人に慣れ過ぎた僕の
震える喉が渇いていく
上手くいかないなんて事
どうせちっぽけな人生だろ
騒いで愚痴って夜も更けて
綺麗に忘れて日が昇る
明日も次も次の日も
きっと同じ事の繰り返し
飲んで愚痴って夜も更けて
綺麗に忘れて日が昇る
そうやって俯いて
へたれてる僕を
呆れる様に
でも
いつも励ましてくれた
思い起せば君がいる
朝が
昼が
夜が
廻る
なんてことない日常風景
君が僕の全てだった
例えば此処に僕が一人
君は何処か遠い所
辛いなんてもんじゃないな
それじゃ世界が廻んない
5年後も10年後も
君と一緒なんて保証は無いから
今だけは少しくらい
甘えさせてよ
ねえ
明日も次も次の日も
きっと同じ事の繰り返し
飲んで愚痴って夜も更けて
君がいるから日が昇る
今日でお別れなんて事
ずっと覚悟してた事だろ
「じゃあな」って離れてく背に
掛ける言葉は風に消えて
立ち止まる背に言葉を掛けて
応える声を待つ臆病者
応答もないまま
振り向かないまま
桜の花びらと行く